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子供だけじゃない?喘息の知識を身につけよう!

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喘息は気管支喘息とも呼ばれ、空気の通り道である気管支が慢性的に炎症を起こすことで気道が過敏な状態になり、咳、喘鳴、呼吸困難などの症状を特徴とします。

今回は、喘息の主な症状、予防法や対処法について書いていきますので、喘息に悩まれている方はぜひ参考にしていただければと思います。

<喘息とは>

アレルギー反応などが原因となって気管支に慢性的な炎症が生じることで気道が過敏になり、狭くなることで、咳、たん、喘鳴、呼吸困難をともなう発作を特徴とする疾患です。

喘息の程度はさまざまで、年に数回程度の咳や喘鳴が見られる軽度なケースもありますが、重症例では週1~2回、苦しさのあまり動けなくなるほどの発作が起こり、最悪の場合、死に至るケースもあります

<主な症状>

発作性の喘鳴

喘鳴とは呼吸するときに出る、ゼーゼーヒューヒューといった音を指します。気道が炎症を起こすことで狭くなり、この狭くなった気道を空気が通る際に気道壁を振動させることで独特の音を生じさせるものです。

呼吸困難

喘鳴と同様に炎症によって気道が狭くなることで、空気の流れ(気流)が制限され、呼吸がしづらい、息が詰まるといった呼吸困難の症状が現れます。

夜間・早朝の息苦しさ、咳

夜間から早朝にかけての息苦しさや咳が見られるのも、喘息の代表的な症状です。夜間や早朝は日中と異なり副交感神経の働きが活発になることで気道が狭くなり、息苦しさなどの症状が出やすくなります。

運動時、冷気や煙にさらされたときの息苦しさ、咳

喘息の患者さんでは激しい運動や長時間にわたる運動をしたときに息苦しさや咳が生じることがあり、運動誘発喘息とも呼ばれます。

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<予防法・対処法>

禁煙する

喫煙は喘息の大敵であり、呼吸機能を低下させるだけでなく喘息治療薬の効き目を下げるともいわれています。

また、ご自身はタバコを吸われなくても周りの人が吸ったタバコの煙を吸い込むことによる受動喫煙でも喘息は悪化します。

感染症対策を行なう

感染症のなかでも特に風邪やインフルエンザなどの呼吸器に関わる感染症は喘息の症状を悪化させてしまいます。手洗い、うがい、マスク着用など基本的な感染症対策を徹底し、感染症にかからないようにしましょう。

適度な運動やバランスの良い食生活を心がける

肥満やメタボリックシンドロームは喘息を発症・悪化させる要因であることが知られています。肥満体型では標準体型と比べて内臓脂肪が多く、内臓脂肪中の脂肪細胞から分泌される物質が喘息を起こしやすくするためです。

 

<最後に>

喘息は完治させることは難しいかもしれませんが、きちんとした予防法や対処法を実践することによって発作を抑え、安定した日常生活を送ることが可能な疾患です。

医師や薬剤師などの専門家の指導も受けたうえで適切に喘息をコントロールして、快適な日常生活を送られるようにしてください。