冷え性の原因と改善方法!男女での違いは?
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冷えは免疫力の低下を招き、風邪やインフルエンザをはじめとする病気のリスク要因となります。また、血流が低下しているため、便秘や肩こり、不眠といった症状の原因にもなります。
<女性の冷えの原因>
女性は男性に比べて筋肉量が少なく、脂肪が多いという特徴を持っています。筋肉は体温の上昇にとても大きな役割を果たしていますので、筋肉が少ないと冷えやすくなります。加えて女性には冷えてしまうと温まりにくい性質を持つ脂肪が多いため、冷えが起こりやすいのです。
そのほかに、寒い場所でのスカート着用による下半身の冷えや、締め付ける下着や衣類の着用による締め付けも血行を悪くするため冷えがおこります。
<男性の冷えの原因>
男性の場合は加齢による筋肉量低下や、臓器などの老化によって基礎代謝が下がり、冷え症になるケースが多いです。男性の冷えは手足などの末端の冷たさだけでなく、頻尿や腰痛、肩こりといった症状で気づくことがよくあります。
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<改善方法>
入浴・半身浴
できれば毎日、ぬるめのお湯にじっくり浸かって、汗ばむくらいまで温まってください。副交感神経が優位となり血管が拡がり、血行が良くなるだけでなくリラックス効果もあります。半身浴も効果的ですが、お湯が冷めやすいため注意してください。
運動
運動している時にも全身の血行は改善しますし、筋力がアップすることでも血行が改善します。血行が良くなると酸素と栄養素が全身に行きわたって老廃物の排出もスムーズになり、新陳代謝が促進し、体温も高くなって基礎代謝もアップします。
また、ストレッチはこわばった筋肉をほぐして血行を改善させますので、仕事の合間や就寝前に軽いストレッチを取り入れるようにしてください。特に、就寝前のストレッチは、血行が良くなり体温も上がるため、ぐっすりと眠ることができます。
食べ物
生姜やネギ、ニンニク、ごぼうなどの根菜類、胡麻、黒豆、小豆などの黒い物、トマトやキュウリなど生食できる野菜、砂糖や合成甘味料などの白い物、バター、マーガリン、スナック菓子やチョコレートなどの嗜好品、玄米や麦などの穀物
体を温める飲み物
紅茶やほうじ茶、ウーロン茶、ココア、生姜湯など
体を冷やす飲み物
コーヒーや緑茶、ジュース、牛乳、水、アルコール類
マッサージ
指先のマッサージを行うと、指先の血行が良くなり、肩こりや疲れ、倦怠感が取れやすくなります。
呼吸
腹式呼吸を行うと副交感神経が働いたり基礎代謝がアップしたりします。
温活活動
まず起きたらすぐに、「常温水」を飲みましょう。
体温よりも低い程度の水を飲むことで、交感神経が刺激されるので基礎代謝アップや目覚めの良さにも効果的です。
ただし、冷たすぎたり飲みすぎてしまうと胃腸に負担をかけるので、適度に冷たい常温水をコップ一杯、味わうように飲むようにしましょう。
就寝前には温かいハーブティーやノンカフェインのものを飲むようにしましょう。